英語教育

英語教育(えいごきょういく)は、外国語としての英語の教育の総称。
英語教育は、日本においては、中学校・高等学校の6年間、さらに、大学・短期大学・専門学校などにおいても英語の授業が課されることが多いため、一義的にはこうした公教育機関における英語の教授を指す。しかし、英語教育は、この他に、小学校やそれ以前の段階における早期教育としての英語教育(児童英語)、高校受験・大学受験などを対象とする受験英語教育、英検・TOEIC・TOEFLなどの英語検定対策、さらには年代を問わず趣味から各種専門分野にまで及ぶ英会話、など関連する分野は多彩であり、英語教育は、日本国内において広範なマーケットを形成している。
英語教育とは教授者視点の呼称であり、学習者視点から見れば英語学習ということになる。

英語教育 (T)ESL と (T)EFL

英語教育(法)に相当する英語には、(T)ESL と (T)EFL がある。
* (T)ESL は (Teaching) English as a Second Language (第二言語としての英語)
* (T)EFL は (Teaching) English as a Foreign Language (外国語としての英語)
の略称である。
英語教育English as a second language には、[母語に対する第二言語としての英語]という意味と[英語が広く使用されている環境における第二言語としての英語]という二つの意味がある。
英語教育English as a foreign language は[英語以外の言語が広く使用されている環境における第二言語としての英語]という意味を持つ。(英語が[公用語]であるかどうかは無関係である。)
なお、類似した用語に 英語教育TESOL がある。英語教育TESOL とは Teaching English to the Speakers of Other Languages の略で、英語教育に関する世界最大の学会の名称であると同時に TESL と同じく英語教育という分野の総称として使用される。このほかに欧州では 英語教育ELT (English Language Teaching)という用語も広く使われている。

英語教育 代表的な指導法

* 英語教育 オーディオリンガル法(AL法)
英語教育AL法は、ミシガン大学のチャールズ・フリース(Charles Fries)らによって考案された、言語指導で用いられる教授法の1つ。日本においては、英語教育オーラル・アプローチ(Oral Approach)と呼称されることが多い。学習方法としてはいわゆるダイレクト・メソッドと呼ばれる「外国語は口頭練習から始める」という考えに則りながら、行動主義に基づく方法論であり、特定の生活習性はオペラント反応と呼ばれる「習慣強化」を通じて獲得されると考えている。よって正しい習慣が形成されてくれば肯定的な評価が、間違った習慣が形成されてくれば否定的な評価が、それぞれ下される。
行動主義を応用した英語教育では、教える側は正しい文の模範を提示し、学ぶ側はそれを復唱する。次に教師は新たな単語を生徒に提示し、生徒はそれを用いて同じ構造の文章を作ってみる。英語教育AL法では、明示的な文法の解説は行われず、単純に「型の記憶という方法が用いられる。
* 英語教育 CLT
英語教育CLTにおいては、生徒が多様な場面状況における「目標言語 (target language)」を用いることができるかに力点が置かれ、「言葉の働き」の学習にも焦点が当てられる。英語教育AL法とは異なり、その主たる目標は、完璧な文法構造の習得や母語話者の発音の模倣などではなく、学習者自身が意味を生成していくことを支援することにある。学習の成功は、学習者が「コミュニケーション能力 」をどれだけ高めていくかにかかっている。「コミュニケーション能力」とは、簡単に言えば、言語における形式的・社会言語学的側面の両方に関する知識と、コミュニケーションをはかるための十分な技量を、結びつけるための能力のことである。
英語教育CLTの5つの特色
英語教育CLT@目標言語を用いた交流を通じたコミュニケーションの学習を重視する。
英語教育CLTA 学習場面の中に正しい文章を導入していく。
英語教育CLTB学習者が言語だけでなく、学習過程にも焦点を当てる機会を用意する。
英語教育CLTC 教室での学習における寄与する重要な要素として学習者自身の個人的な経験を向上させる。
英語教育CLTD教室内の言語学習と教室外の言語活動を関連付ける。

Copyright © 2007 英語 教育